クビレ
▼ 前回のコラム
・美尻
「自分磨き」をする女性は多い。
私もそのうちの一人なのですが、自分磨きと言えども、以前の私は、トレーニングにメイク、ファッションなど、自分の外見ばかりに気をとられ、かなり抜け落ちていた。
例えば、鏡の前で、あれ塗ったりこれ塗ったりとスキンケアに勤しんでいるのだが、肝心な自分の顔を映してくれる鏡が、歯磨きの飛び散りで汚れていたり、抜かりなく仕上げたメイクの上からかけたサングラスが、指紋だらけで汚れていたり。一見、キレイになるために自分を磨いているんだけども、おいおい!しっかりしろよ~とツッコミどころ満載の磨きようだった。
もちろん外見を磨く事は素敵なことだけれども、実は自分以外の事も磨いていくと、もっと感性が研ぎ澄まされ、いろんな事が見えてきて、感謝の気持ちだったり、日常の有り難さだったり、様々な「気づき」を与えてくれた。
きっと本当の意味での自分磨きってこういう、自分の中にある気づきのセンサーを磨くことなんだろうなぁと感じます。
さて、自分磨きに続き、つくづく、女って綺麗になりたい生き物なんだなぁと思わずにいられません。
若い頃は何しなくてもへっちゃらだったのに、昔はなかったところにいつの間に~とハミニクを摘んでいるテレビショッピングの女性達はまさに女盛りの30代、40代。
「ウエストがなくなって寸胴になってきた。。。」「下腹がポッコリ出てきた。。。」「腰におニクが乗ってきた感じがする。。。」
下っ腹、横っ腹、腰ニク、背中ニクと、「何これ~いつのまに~」って気づいた時にはすでに積もっていたハミ肉隊。気になるのはお腹まわりだけに限らず、あっちもこっちも何かしておかないとエラい事になりますって、
脅さないでくれ~汗
でも気づかせてくれてありがとう~笑
お腹まわりはどうしてもお肉がつきやすいですもんね。
しかし、気づいた時こそキレイに変われるbigチャンスなのだ!!とにかく女性らしいカラダになりたい!!素敵だな~と憧れる人生の先輩方は皆、知的で美しくかつ健康的だ。
今日は素敵に年を重ねたいお年頃の私達女性にもってこいのテーマ。「クビレ」についてお話したいと思います。
クビレを検証する
女性の象徴とも言える、あのキュッと絞られたクビレに憧れない女性なんていないのではないでしょうか?同じ女性でもクビレがあるのとないのとでは、女度数が倍違う気がする。
クビレと言えば、一般的に腹筋運動さえしていれば大丈夫ってイメージがありませんか?実際に、腹筋を毎日していますって方も多いでしょう。私もいくつかの腹筋運動は実践していますし、腹筋大事ですよ。
ただ腹筋運動しているからといって、安心して女性らしい曲線美のクビレができるかと言えばそうとも限らないようです。
私がクビレ作りの難しさを知ったのは、昔、結構ハードな腹筋をしていた頃です。当時の私にしては強度な筋トレで、お腹の表層にはポコッといわゆる6パックといわれるカットラインが顔を出しはじめ、余計なおニクが削ぎ落とされて大変喜んでいた。
ただ、その反面でやわらかな女性らしいくびれのイメージとは言い難く、えらい頑丈そうな寸胴腹に見え、あのままいけばボクサーまっしぐらだったに違いない。
勘違いしないでほしいのは、腹筋運動を行う事自体は間違いではありません。 やらないよりは、断然やった方がいいにこした事はない。ただ、「女性らしい曲線美を描いたようなクビレ」を目指したいなら、クビレのできる腹筋をした方が良いと私は思うのです。そして、腹筋運動のみならず、腹筋以外にも重要なポイントがあるという事を知っていただきたいのです。
クビレの達人
先日、下着コーナーのマネキンにうっとり視線が釘付けになった私。背中から腰、腰からヒップのラインにかけ緩やかなカーブを描いたあのウエスト。男心も女心もみんなあのクビレにたまらず、心が酔わされちゃうんだなー。
よ~く見てみると、美しいウエストのクビレがある人には特徴がある。それはメリハリと丸みにあると思う。
くびれはちょうど胸郭と骨盤の間にある。前面から見ると上半身がキュッとみぞおち中央に向かって引き締まり、下半身にかけて広がっていく。まるで砂時計のようにメリハリがある。背中からスーッとなだらかな腰のカーブラインに到達したと思ったら、ヒップ上部の丸みが存在し、こちらもメリハリがしっかりしている。
美しいクビレというのは全体のバランスによって決まるのだ。前面から見ても、横面から見ても、後ろから見ても四方八方「ザ・くびれ」
ここまできたら「クビレの達人」だ。
クビレのからくり
多くの方が、クビレを目指しウエストねじねじに夢中です。その姿は本当に素敵なのですが、ちょっと惜しいんです。なぜなら、不良だから。。。普段、胸がガクンと落ちこんだ不良姿勢のままでいるのがもったいないんです。
そこで大切なのが、アナタのお腹をシャキッとスッキリさせてくれる腹横筋というお助け筋肉マンをフルに活性化させる必要があります。腹横筋はお腹の1番深いところにあり、腹回りにぐるっと横に巻き付いて、天然のコルセットの役割を果たしてくれます。
お腹の内側からウエストを引き締めて、着物の帯のようにお腹まわりを支えてくれます。着物の帯のように支えられたお腹は縦に伸びるイメージがしますよね。では、この縦のイメージでお腹をぺちゃんこに凹ませまると、お腹の奥が地味~に引きしまる感覚が出てきます。
ポッコリお腹、くびれを手に入れたい方は、まずファーストステップにこの感覚を意識してみるといいですね。ただ、「クビレ達人」になるには忘れてはいけない大事な要素はまだある。クビレには引き立て役が必要なのです。
その引き立て役となるのがズバリ、胸と背中!
実はくびれにはからくりがあります。ヒトの身体は胸上の肋骨が下にガクンと落ちることで、胸下の肋骨が横に広がりクビレがなくなりやすいのです。いわゆるデコルテが下垂すると、アンダーバストの肋骨下が横へと末広がりになり、クビレどころか寸胴腹になりかねないというわけです。
逆に、クビレの達人は胸部が持ち上がり自然とバストが引き上がったまま、キュッとウエストがくびれています。
くびれには腹筋運動も大事ですが、先ほどお伝えした胸の上部が持ち上がって胸郭と骨盤が正しい位置にあることが、くびれを作る絶対条件なのです。デコルテが上がりアンダーバストがキュッと引き締まることで、ウエストの綺麗なクビレのラインがグッと引き出されるのです。
細かいようですが、クビレ達人を目指すにはこれだけではなく、様々なポイントがあり、それこそ、胸を持ち上げるという腹筋以外のことが重要なカギを握っていたりするのです。
クビレのカギを握るエクササイズ
では、どうしたら胸が持ち上がるのか?
それには、硬くなりやすい背中を使えることが大事になってきます。背中で上半身をしっかり支え、胸を持ち上げるのです。しかし、多くの方の背中はまな板のようにガチガチに固まってサビついています。まずはそのサビとりをして背骨の動きを出していきましょう!!
そこで「re:style式骨格ボディメイク」よりおすすめのエクササイズを紹介しますね。
①四つん這いになります。両手を40センチほど前に置きます。猫が伸びをするようなポーズで床に向かって胸を下げていきます。ここで左右の肩甲骨の間にある背骨を感じます。
②そこから、胸を床に近づけたり、弛めたりと、上下に軽くバウンドさせます。こちらも肩甲骨の間の背骨にギュッギュッと刺激がいくのを感じようと意識してください。
③上下にバウンドしたとき、下の位置でストップします。そこからさらに小さく小刻みに胸をまたバウンドさせると もう一つギュッギュッとした収縮感が出てきます。
注意)背中の収縮感よりも、肩がツライ方は肘を少し曲げ弛めた状態で行ってみて下さい。
どうでしょう?肩甲骨の間がギュッギュッと感じられましたか?
硬く固まっていた背骨が徐々に動きだしていくと、ミシミシとかギシギシといった刺激を感じてきます。クビレだけではなくて、姿勢も良くなって、バストアップにももってこいのエクササイズですから是非取り入れてみて下さいね!
今日はくびれについてお話しましたが、もちろん、運動だけではなく、普段の食事、姿勢の意識も必要ですよ~
継続は力なり! ! 目指すはくびれの達人!
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