『グルテンフリーさくさく胡麻クッキー』
いつも新しくて楽しいレシピや日常への取りれ方のアイデアを教えてくれるWOONINさんのレシピコラムが始まりました。今回はどんなアイデアを教えてくれるのでしょうか。楽しみですね。
サクサク軽い胡麻クッキーが食べたいなぁとなんとなく思いながら過ごしていたある日、20年前にNYに住んでいた時に購入したインテリア本(私のインテリアバイブルのひとつ)『JAPAN COUNTRY LIVING』Amy Sylvester Kato著をパラパラめくっていたら、美味しそうな素朴な胡麻クッキーが!レシピが掲載されているので、早速小麦粉の代わりに米粉とコーンフラワーを使用して、忠実にレシピの分量に従って作ってみたのがこのクッキー誕生ストーリー。
ずっとインテリアが好きで20代の頃はインテリアコーディネーターになってみたいかもと思ったほど。なので、今もなお当時NYで購入したインテリア本をよく眺めています。さらに偶然にも、その胡麻クッキーを試作している最中にLLMPオーナー芳子さんとメッセージのやりとり。その時の写真がこれ(下)。ははは。ご提案の胡麻クッキーとまるで違いますが。芳子さんとそれでは、レシピコラム初回はこれでいこうと決定。それから、数回、粉やバター、卵、甘味の分量を調整に調整を重ねてできたグルテンフリークッキーです。
NYに住んでいた1995~2003年にたくさんの写真集、画集や書籍を購入しましたが、悩みに悩んで、日本へ持って帰れた本たちを広げてみました。レシピ本は写真の美しさに見とれて、ぼんやり眺めるのが好きで購入。まったく作ろうなんてさっぱり思ってもいなかったレシピ本。野菜や果物がふんだんに使用されておしゃれな料理のオンパレード。こんなに洗練された世界があるんだぁとページをめくっていた20代。
20年後の今もなおスタイリッシュで洗練されているエディトリアルデザインと写真。NYの思い出の本たちを久しぶりに広げて、おもしろくなってきたので、せっかくなので20年前の本をめくってみましょう。
かっこいいインテリア本は何度も何度も繰り返し見ては分析、できる範囲で実行を繰り返していました。欧米のインテリアデコレーションの空間を作るメカニズムは日本のものとは当然ながら違います。ものすごく勉強になりました。
レシピ本たちの写真やスタイリングの世界に引き込まれましたが。。。一切作ったことは無く、いったい誰が作るんだろうと不思議に思っていたほど。今となってはアイデアソースのひとつになっているので、当時の自分に感謝。笑
NYにいた20代の頃はまさかフードの道へ将来行くなんてちっとも想像すらしなかったので、人生ってつくづくおもしろい。大学の美術史のテストで、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザとアンディ・ウォーホルのマリリンモンローのシルクスクリーンのスライドを同時に見せられ、この2枚の共通点についてエッセイを書けというエッセイテストを死に物狂いに集中して、回答してたもんなぁ。よくやれたよなぁ。その頃で私の集中力は使い果たしたような気がします。笑
『グルテンフリーさくさく胡麻クッキー』
LIVING LIFE MARKETPLACE