LLMPブログ

体質について考える

いつも不思議に思うことなのですが、
マクロビオティックで体調が良くなる人もいれば、
ローフードやナチュラルハイジーンで体調が良くなる人もいる。
はたまた、糖質制限や、最近よく聞くパレオダイエットなんて食べ方で良くなる人もいる。

(そして中には、肉も魚も、ご飯も普通に食べている人でもものすごく健康な人もいる。不思議。)

これは一体どうしてなのかな。
と、ちょっと考えてしまったりすることが多々ありました。

どれも共通しているものは、食を以てして、症状や体調を改善していくという信念が根底にあるということです。
どの方法にもそれぞれの言い分があり、
どれも納得のいく説明がされていたりするのですが、時に相反することが出てきて戸惑うこともあります。

科学が解明されていくにつれて、新しい健康法が出てきたり、
流行りの食材や食べ方が次々と出てきます。
確かに、最新の情報というのは科学的に証明されてきたことに基づいて説明されていることも多く(中には証明されていないことも)
それに従うことが健康への一番の近道。
と、闇雲に信じすぎて、トレンドに流されてしまいがちです。

ただ、トレンドだけに流されて、自分の持って生まれた体質や、その時の体調や、季節や環境を無視して
実践することの怖さや恐ろしさというのも、私自信身を以て体験したことでもあります。

そういう意味では、古くから伝わるアーユルヴェーダや中医学などでは
同じ症状でも体質やその症状を引き起こしている原因によって、対処の仕方が全然違ったりするので、とっても腑に落ちたりするんです。
温故知新じゃないけれど、昔から伝わっていることの中に真実が隠されていたりもするものです。

そう、「冷え」一つを取ってみても、
その冷えを引き起こしている原因が違えば、
マクロビオティックで良くなる人もいれば、
ローフードで冷え症が治った。
という人が出てきてもおかしくないですよね。

温めることが大切といっても、
場合によっては温めすぎて弊害が起こることもあるようです。

「冷え」を例にとってみると、

・身体を温める力が低下して起きる冷え症(陽虚による冷え)
・身体の芯に熱がこもって起こる冷え症(熱邪内欝による冷え)

なんてものがあるそうですよ。(他にも冷えのタイプはあるみたいです)

自分がどれに当てはまるかとかは、なかなか専門の方に診てもらわないと難しいのかもしれませんが。。。

それでも、なんとなく続けてみた食べ方でかえって悪化したなぁとか、すっごい良くなったなぁとか、
結構身体って正直なので、自分に合う合わないって意外と分かるものなんです。
それに従わずに、流行っているから。という理由だけで、飛びついて、合っていないのに気付かずに続けていくことは非常に危険です。

ローフードひとつとってみても、体質や体調や環境が違えば、とりいれ方に変化があってもおかしくないと思います。
スーパーフードだって、
ある人にとってはものすごく効いた!というものがあれば、そんなに。。と、感じる人もいたり、別のものがすごい!と感じることがあってもおかしくないと思います。
それを見極める力を養うことがとても大切なのだと感じています。

何度もブログには書いていますが、
あの、ガブリエル・カズンズ博士も、
「ローフードには体質を越えて共通するメリットがたくさんありますが、そのなかでどんなものを食べるのがベストなのか、個人の体質を見極めることが大切です。バランスの良い食事ということですら、人によってその比率は違います。炭水化物を多く摂ることでバランスが取れる人もいれば、タンパク質をメインにすることでバランスが取れる人もいます。ベジタリアンを実践していて一見健康的な食生活でも、その人にとって本当に必要な栄養が吸収できているとは限らないのです。」
と、おっしゃっています。
だから、彼の著書の冒頭部分はほとんどが体質判断なのですね。

私は特に、○○主義。という主義主張は持たないつもりでいるので、
別に、マクロビオティックを実践しようが、ローフードを実践しようが、お肉やお魚を食べようが、
その人が健康で、幸せであればそれでよいと思っています。
ただ、社会全体の食が乱れているのは事実だし、人間のエゴで無駄に動物を殺して流通させるのは異常だと感じるし、
何かしら良い方向へ社会が、皆が向かっていける方法はないのかなと考えます。

と、なんだかちょっと小難しいこと書きすぎていますが、
体質によってとりいれ方を見極めようねーってことを言いたかったのですね。
ローフードには万人に共通して良い結果をもたらす部分が沢山あります。
適当にローフード実践してやっぱ合わなかったーってことになってほしくないですもの。

特に、日本人は欧米人に比べて冷えやすいですからね。冬でも半袖短パンのアメリカ人とかしょっちゅう見ます。こっちはコート着てるって言うのに。(もちろん、日本人でも欧米人並みに代謝がいい人いますけど)
日本人女性と欧米人男性では雲泥の差がありますよね。とり入れ方を一緒にしていてはダメだと思うんです。
どちらかというと血の気が多くてエネルギーがあり余っていたり、イライラやストレスや鬱憤が溜まりすぎてエネルギーの流れが悪くなっていたり、
酸性寄り、陽性寄りの人なんかは、デトックスを促すローフードを摂り入れると、劇的によくなったりするようです。
どっちがいいとか悪いとかじゃなくてね。体質だから、見極めるしかないんです。

ただ、一つだけ言えることは・・・(これはすっごくおもってる)
加熱をしたものばかり食べてる人って、肌がくすんでいたり、土色してるひとが多い・・・かな。ってこと。
落ち着きはあるんだけど、どことなく、潤っていない感がするんですよね。。。
やっぱり、ローフード食べてる人っていうのは、「GLOW」なんですよね。輝きがある。
肌にツヤがある人が多い。やっぱり、酵素とかビタミンとかミネラル、フィトケミカル、あと、バイオフォトン!?かなとかね。思ってしまう。
でも、私みたいに体質的に冷えやすい人は、冷たいローフードには十分注意しなくちゃいけない。
秋冬は特に。
酵素を摂るにしても、青菜を塩もみしたり、大根おろしを食べたり、長いも食べたり。
味噌や塩麹を使ってみたりね。発酵食品は、酵素の塊ですから。
スムージーはちょっと温かいスムージー作って飲むのがいいと思うし、
果物は秋冬の果物選んだほうがいいと思う。
スーパーフードもいろいろ工夫して摂る必要があると思います。
夏は冷たいドリンクにして飲んでいたかもしれないけど、
冬はやっぱりローチョコレートに入れてみたり、
ハーブティーやお白湯に入れて摂り入れる方法だってありだと思いますよ♪
スープなんかに火を止めてから食べる直前に加えたっていいと思います。

いつだって自分に合った食べ方の工夫が大切です。

長く、ローフードやスーパーフードの良さを実感していくためにもね。

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